iVene’s diary

世界のクワガタ観察日記

2023-01-01から1年間の記事一覧

リリプタヌスマメクワガタの色々

オーストラリア大陸の広域にFigulus lilliputanus Westwood, 1855:リリプタヌスマメクワガタなる小型種が分布するとされる。黒い種の多いマメクワガタの仲間でも赤色になりやすい分類群。 小さい故に"マメクワガタ"とは言われるがチビクワガタ属に分類され…

誤データ?正体不明のProsopocoilusを追跡する

あまり見覚えの無いクワガタが2♂出品されてあったのを見つける機会があった。 出所は、過去に記事にしたデータの不安定な古個体群を底値で売られていた同じ通販サイトにて。 https://ivene.hateblo.jp/entry/2023/03/21/010925 https://ivene.hateblo.jp/ent…

ナタールノコギリクワガタの色々

東アフリカには南北に広く普通種Prosopocoilus natalensis (Parry, 1864):ナタールノコギリクワガタの分布が見られる。 P. natalensisというと有名産地はタンザニアを中心にケニアやマラウイにも分布するとされ、特にタンザニアにはウサンバラ、ウルグル、…

アンティロプスノコギリクワガタの色々

西アフリカのシエラレオネを基産地として記載されたProsopocoilus a. antilopus (Swederus,1787):アンティロプスノコギリクワガタ原名亜種は、他にもこれまでにコートジボワール、ベニンやカメルーン〜ガボン、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和…

ゲレンスノコギリクワガタの色々

西アフリカのガーナ〜コートジボワール〜シエラレオネ南方エリア低地森林帯にProsopocoilus gellensae (Bomans, 1967):ゲレンスノコギリクワガタなる美麗種が分布する。滅多に実物資料を拝めずBartolozzi & Werner. 2004等文献上でも"very rare"とされるが…